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虜になった私♪:Petit Revolution

reo2


レオのおばさんと話してる人は誰……?
私は少し離れた場所から様子をうかがった。
その女性は何だか怒っている様子…レオはおばさんの側にちょこんと座ってる。
暫くしてその女性は「頼みますね」と言い残し、去って行った。
私が側へ駆け寄ると「好きで野良猫になったんじゃないのにね…」と
悲しそうにレオのほうを見ておばさんはそう呟いた。
「おばさん、どうしたの?」そう聞くと「野良猫がいると汚くて困るんだとさ」
何故だか無性に腹が立った。「その人ひどい!レオは汚くないもん!」と
叫ぶ私を見ておばさんは「おぉ!ゆうこちゃんの怒った顔は恐いんだね~」
そう言うと、いつもの笑顔に戻りレオを撫で始めた。

その日は天気も悪く、小雨が降り始めたのでおばさんが作った
段ボールのレオ小屋にビニールシートを掛け、足早に帰宅した。
私は母親にその日の出来事を話した。
母親は「そうね…世の中には野良猫が嫌いな人もいるのよ、
でも好きで野良猫になる猫ちゃんはいないの…人に捨てられて
野良猫になっちゃうのに…可哀想ね…」おばさんと同じ悲し気な表情。

子供だった私は、この時初めて可哀想な野良猫事情を知り、
とても大きなショックを受けた。
何故なら、私の周りには猫を可愛がる人はいても、
猫を捨てたり、嫌ったりする人がいなかったから……

私は、どうしたらレオを好きになってもらえるのか
子供ながらに一生懸命考えた。
そして、考えに考え抜いてやっと辿りついたのがレオ美猫改造計画!(笑)

誰から見てもキレイで可愛い猫になればきっと可愛がって
もらえるという典型的子供の発想(笑)
取りあえず、私はレオの首輪と可愛い座布団カバーを作る事にした。
編み物&縫製担当は母親、私は生地を選んで切るだけ(笑)
母親は、まず首輪から作り始めた。長めに編んだ毛糸にゴムを通して
伸縮するよう仕上げてくれた。
座布団カバーの生地はブルーのギンガムチェック。
絵本に登場する王家のベッドのように回りをレースで縁取る事にした。
勿論、下手ながら私が自力で担当(笑)ぎこちない手つきで一針一針
縫い付けていく。さあ!いよいよレオの座布団カバーが出来上がる…♪
そう思いながらもお子様だった私は睡魔に負けた・・・(笑)

次の朝目が覚めると机の上に首輪とカバーが置いてあった。
右下には『レオ』とパッチワークまで施されているではないか!
「お母さーん!これ可愛いよーっ♪」私ははしゃぎまくった。

その日は日曜だったので首輪とカバーを持ってレオの元へ走った。
到着早々、私がレオ美猫計画の話しをすると、おばさんは笑いながら
タオルとぬるま湯を用意してくれた。
レオは『一体何が始まるにゃん?』って顔で私達を見ていたが、
「レオ、大人しくするんだよ」と、おばさんがレオを抱きかかえた。
「ごめんね…すぐ終わるから」そう言ってフサフサの毛を分けると
レオの体にはたくさんの傷があった…傷に触れないよう慎重に拭いた。
グルーミングが上手なのかそれほど汚れていなかった。
「どれどれ…ほぉ~少しは奇麗になったね」そう言いながら
おばさんがブルーの首輪をつけてくれた。
「こりゃ高貴な猫みたいだね~」おばさんは声高に笑っていた。
私も何だか嬉しかった♪
暫くすると首輪が気になるのか胸元辺りを執拗に舐め出した。
やっぱり嫌なのかな…首輪を外してあげた。
でも、ギンガムチェックの座布団カバーは気に入ったみたい♪
一頻りクンクン臭いを嗅いだ後、気持ち良さそうに丸くなった。
おばさんが「せっかく拵えてくれた首輪なのに…ごめんよ…」と言ったが
私はこの首輪を使ってレオ小屋のネームプレートを作ろうと考えた。
適当な大きさに切った画用紙に『☆レオの家☆』と書き、
上部に穴を開けて首輪を通し、小屋の横に下げた。

結局、レオ美猫改造計画じゃなく『レオ小屋改造計画』で終わってしまったが、
その後もレオ小屋の改造計画は続き、折り紙で作った飾りを付け、
クレヨンで窓を描き、ただの段ボール小屋ではなくなっていた。
その様子を見ていたご近所さん達もレオの名前を呼ぶようになり、
いつの間にか『沈丁花通りの王子』と言われるようになっていた。
そう、レオが皆に可愛がってもらえるよう一生懸命考えた
これが私のプチ・レボリューション(笑)

この頃既におばさん家の猫となったレオは、裏窓から自由に出入りし、
私が学校帰りに寄ると「にゃ~」と言って窓から出迎えてくれた。
日曜日には、おばさんが用意してくれたマットの上で一緒に昼寝したり、
レオが寝てる傍で宿題をやったり、嫌な事があるとレオに愚痴ったり(笑)
私の中でどんどんレオの存在が大きくなっていく…
私はこの幸せがずっと続くと思っていた…


そしてレオの所へ通うようになって1年が過ぎたある日の事。
掃除当番でいつもより遅めにレオの家に到着。
すると、おばんさんが慌てて家から出て来た。
「あぁ…ゆうこちゃん、レオが…レオが昨夜から帰らないんだよ…」
私は急いで周辺を探しまわった。1時間…2時間…時間だけが過ぎて行く…
「レオ…どこにいるの…?」辺りは薄暗くなり始めていた。

つづく


2008/04/11(金) | 猫のお話 | トラックバック(0) | コメント(7)

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2008/04/11(金) 20:19:34 | | [ 編集]

秘密さん

つづく…とは…映画 マットリックスなみに… まるで短編小説のようだけど…それで どうなったのかな…?

2008/04/11(金) 22:46:11 | URL | [ 編集]

naoki

★マトリックス!?

レオは一体・・・
優子さーん続きが早く読みたいーー(笑

2008/04/15(火) 02:25:57 | URL | [ 編集]

マトリックス・リローレッド

★レオさまへ

レオ~レオー!!(泣) どうなったんだろーレオは…!?
レオの名前って、きっと漫画ジャングル大帝からきてるんでしょうね

2008/04/16(水) 00:03:25 | URL | [ 編集]

Yuko

名無しさん(笑)、naokiさん、マトリックス・リローレッドさん、 コメントありがとうございます☆
そんなに楽しみしてくださると書いた甲斐があります(^_^)>

2008/04/17(木) 10:49:37 | URL | [ 編集]

Bokka

今から15年前(笑)、私のBossが飼っていたニャンコにマットを作ってあげたのを思い出しました。
優子さん、続きへのもっていきかた上手いですね~(笑)

2008/05/25(日) 17:32:31 | URL | [ 編集]

Yuko

e-51手作りのマットですか!?
凄~~~い(*0*)♪
猫って何かの上に寝るのが好きなんですよ~
Bokkaさんお手製のマット♪猫さんきっと喜んだでしょうね(^^)

2008/05/26(月) 17:33:15 | URL | [ 編集]

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